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絵本の紹介⑨

6/21/2022

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こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

今年は「いつもより遅い梅雨入り」と言われていましたが、関東でもあっという間に梅雨入りし、お天気が不安定になってきました。
お天気の変化や気圧の変化は、脳を浮腫ませたり、鼓膜を引っ張ったりするので、「病気ではないけれど、何だか体調や気分がすっきりしない…」という人もいると思います。
そのような時には、軽い運動をすることで症状が軽減されると、西洋医学でも、東洋医学でも言われていますから、レッスンで体調を整えていきましょう。
もちろん、しっかり睡眠をとること、バランスのとれた食事をきちんととることも大切です。
おやつも過度のお砂糖は身体をくたびれさせたり、「湿」を溜めてしまいますから、あずきやさつまいも、とうもろこしなどがおすすめです!「食養生」についてはまた別の記事でご紹介しますね。

さて、本日ご紹介するのは「ピーターと狼」という作品です。
画像
これはロシアの作曲家、セルゲイ・プロコフィエフの作曲した子どものための音楽作品で、台本はロシアの民話を元にプロコフィエフ自身が書きました。
クラシックの音楽作品には珍しく、ナレーションもはじめから付けられている「子どものための交響的物語」として1936年に初演をむかえ、この作品は日本でも多くの俳優のナレーションで上演され、CDにもなっています。

主人公のピーターは、森の隣の牧場でおじいさんと、ペットのネコと暮らしています。
森の奥には怖い狼が住んでいるので、おじいさんからは「子ども一人で外に出てはいけないよ!」と言われていました。
でも、いたずらっ子でやんちゃなピーターは、あまり気にしていない様子で、のんびりやのアヒルを追いかけたり、おしゃべりな小鳥と遊んだりしています。

そこへお腹を空かせた狼が忍び込んできました。
のんびりとお散歩をしているアヒルに飛びかかると、あっという間にペロリッとアヒルを丸のみにしてしまいました!
(ネコは木に駆け上がり、小鳥は飛んで逃げることが出来ました。)

ピーターは、狼のお腹の中からアヒルを助けるための作戦を考えます。
「小鳥さん、狼の周りを飛び回って、気を引いておいてほしいんだ!その間に、僕がこのロープで狼を捕まえるからね」
作戦は大成功!狼はしっぽを捕まえられて、身動きがとれなくなってしまいました。

ちょうどその時、猟師のおじさんたちが通りかかったので、ピーターたちは捕まえた狼をおじさんたちに引き渡しました。
狼を退治したピーターたちは大喜びで大行進!
…でも、丸のみにされたアヒルはどこでしょう?狼のお腹の中から何か聞こえてきませんか?

この作品は「交響的物語」と言うだけあって、ナレーションの効果はもちろんのこと、オーケストラの演奏にも、まるでセリフがあるかのように聴こえます。
実は「ピーターと狼」では登場人物一人一人に、その役の楽器やメロディが決められていて、音楽を聴いているだけで、その場面を想像することが出来るようになっています。
ピーターは元気で軽やかな弦楽器、おじいさんは深みのあるファゴット、おしゃべりな小鳥はフルート、のんびり屋なアヒルはオーボエ、逃げ足の速いネコはクラリネット、狼はホルン、そして猟師のおじさんたちは木管楽器やトランペットで表されていますから、耳をすませて「今は誰がお話をしているのかな?」と想像してみてくださいね。

子どもたちが音楽に触れたり、楽器のことを知ることが出来る「ピーターと狼」は全部を通しても20~25分程度の短い作品ですから、ぜひご家族でお楽しみください。(木村)
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