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しゃっくりと横隔膜、呼吸とみぞおち

5/5/2022

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こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

皆さんはしゃっくりが止まらなくなって困ったことはありませんか?また、どうやってそのしゃっくりを止めますか?
木村はお水を入れたグラスの上に、お箸をクロスさせて置き、その4つのスペースから一口ずつお水を飲むという方法でしゃっくりを止めています。

しゃっくりは私たちの胴体の中にある「横隔膜」が痙攣することで起きています。
この横隔膜の役割と、身体を「より良く」動かすことの関係を、今回の記事ではお話していきます。
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横隔膜は、胴体を胸部(肺や心臓の入っている側)と、腹部(それ以外の入っている側)に分けています。
肺や心臓の入っている胸部は肋骨で守られているだけでなく、横隔膜で仕切られているので、食事などの腹部の内臓の動きに影響されることなく、しっかりと呼吸をし続けることが出来るのです。

ちなみに、トカゲなどの爬虫類は横隔膜が無いため、食事の時は立ち止まる必要があり、また呼吸のコントロールが出来ないのでゆっくり動くか、素早く動いては止まるを繰り返しています。

この横隔膜は、肋骨の下側の縁(ふち)にぐるっとついていて、肋骨の中にドームを作っていて、息を吸う時に横隔膜は収縮し、腹部に近くなることで胸部にスペースが出来て肺にたくさんの空気を入れることが出来ます。

さて、この横隔膜は身体の前側ではだいたい「みぞおち」の位置(みぞおちは筋肉や骨ではなく、丹でんのように場所に付いている名前です)に付いていて、後ろ側では「大腰筋」とリンクしています。
この大腰筋は骨盤から伸びて脚につながっている「腸骨筋」とともに「腸腰筋」というインナーマッスルとして知られていますね。
この「腸腰筋」は胴体と脚をつなぎ、コントロールする大切な役目を持っているので、そこにつながる横隔膜やみぞおちの状態が「より良く」あると、「より良く」動けるようになるのです。

ちなみに、大腰筋は背骨(胸椎の一番下~腰椎)とくっついているので、今回取り上げている横隔膜や肋骨、そして呼吸についての内容と、背中を反らせるストレッチにも関係があります(問題点も含む)。これはまた別の記事でお伝えしますね。

スポーツトレーニングの要素も取り入れている木村のクラスでは、みぞおちをほぐしてゆるめたり、横隔膜の付いている肋骨をさすったりして、そこにつながっている大腰筋や、その大腰筋とタッグを組んでいる腸骨筋の働きを「より良く」するウォーミングアップを行っています。

おまけ:横隔膜は哺乳類にだけ付いているものなので、イルカもしゃっくりをします。海の中でしゃっくりをするイルカ…皆さんは想像出来ますか?(木村)
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