みなとシティバレエ団附属 池上バレエスクール
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ハイハイの大切さ

5/5/2022

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こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

先日の投稿で生き物の進化についてお話をしましたが、今回は二足歩行になる前、四つ足での状態のお話です。

背骨を左右に動かすことで進む魚類は、陸上にあがって来たあと、四つ足で背骨を左右に動かす爬虫類(前足と後足が身体の横にある)、四つ足ですが背骨を左右に動かさない哺乳類(肩の下に前足、腰の下に後足がある)へと進化していき、人間のような「腰の上に胴体と頭があり、腰の下に足がある」直立二足歩行へと変わっていきます。
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ここで「あれ?これって…」と気付いた方はいるでしょうか?
そうです、生き物の進化の様子は、赤ちゃんが寝返りをうてるようになり、ずりばいをし、ハイハイが出来るようになり、おすわりが出来るようになって、つかまり立ちから、自分の足で歩く…という、人間の成長にすべての段階をみることが出来るのです。

と、いうことはスクールの共通の目標である「正しく立つ」ということの前に、寝返りをうつための筋肉の初動や、自分の身体を移動させられるだけの腕や手の力、胴体四つ足で胴体を浮かせた時に内臓を支える体幹の筋肉などが必要であることが分かることでしょう。

どうしてもバレエのレッスンでは「バレエの姿勢」や「バレエのポジション」の徹底、そして「バレエの技術」の習得を、早く踊っている姿を見たい!とか、自分の知っているバレエを指導したい!などという「大人の都合」で急いでいるようにも感じられます。
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ですが、子どもたちの成長や、その成果のもたらす答えの良し悪しは「大人が満足するかどうか」ではなく、子どもたちの中に長い時間をかけて積み重ね、そして熟成させていった結果、取り組みそのものの内容を忘れた頃に「ぽんっ」と立ち現れた時にはじめて分かるものです。

木村のクラスでは「自分のバレエを教えるため」ではなく、「子どもたちの未来とバレエ」のために、アンテナを働かせ、知恵をしぼり、子どもたちひとりひとりと丁寧にレッスンに取り組んでまいりたいと思います。

子どもたちにとって、そして保護者の皆さまにとっても、当スクールとのすてきなご縁が結ばれますことを願っております。(木村)
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