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歌を楽しむ

5/4/2022

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こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

先の記事で絵本の紹介をした際に「歌二百 読み聞かせ一万 賢い子」という言葉に触れました。
今回の投稿では、その歌の大切さをバレエの視点からお伝えしてまいります。

子どもたちのレッスンで使用する音楽については、講師はいつでもきちんと考えて、その動きに適した音楽を選んだり、身体の使い方の目的に適した音楽を選んだりしています。

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例えば運動会でよく使われている「天国と地獄」や「クシコスポスト」は、気持ちを高揚させ、そのリズムに導かれて走ることが出来るようにする効果があります。
逆に50メートル走に出場する時の音楽が、子守唄だったらどうでしょうか?
気持ちでは「速く走りたい!」と思っていても、音楽とのテンションの食い違いに、たとえ走れたとしても、心地の良いものではないと思います。

さて、今回のテーマである歌について見てみましょう。
「うみ」や「ぞうさん」、「てをたたきましょう」などの童謡には、歌を楽しむだけでなく、音楽の要素を学び、それを体験し、その音楽センスはバレエにも大いに活かされます。

ですが、近年では小学校で童謡を歌う機会が減っていたり、教育テレビで放送される「みんなのうた」でも流行りのアイドルや、シンガーソングライターの「かっこいい」楽曲が流れることが増えました。
また教育現場でも国際化に主眼を置きすぎて、日本の童謡よりも、英語の歌を歌う方が「将来英語を学ぶ時に役に立つ」という思考が先行している場面に立ちあうこともあります。
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木村は子どもたちに3拍子を体感してもらう時に「うみ」や、「ぞうさん」を歌いながら身体を動かすというワークを行うことがあります。(「うみ」を歌うか「ぞうさん」を歌うかは、3拍子の特徴である1拍目をどのように感じてほしいか、で選択します。)
これは演劇指導の先生が、呼吸量や呼吸法と発声の関係性を、そして発声の「場」である身体との関係性をお話してくださったこともヒントになっています。

またリズムへの感覚や感心を持ってもらうために「てをたたきましょう」など、実際に身体でリズムを刻む歌を歌うこともあります。
「足はリズム、上半身はメロディ」という言葉も先の記事でお伝えしていますが、リズム感覚の向上は運動性の向上にもつながります。
たとえば「速く走れない…」という悩みのある子どもたちには、脚力を鍛えるのではなく体幹の感覚を高めることと平行して、けんけんぱ→スキップ→スタートの瞬間の重心操作を練習することで改善される例があります。

童謡には子ども言葉の感性に届く響き(オノマトペの効果は身体操作にも!)が含まれており、また子どもたちの処理出来る、または自力で再現出来る情報量に見合う音符の量や、メロディラインで構成されているため、楽しいだけでなく心身の成長と知能の発達に大きな効果が期待されます。

「お家でどんなトレーニングをしたら良いか分からない」とインターネットをさまようよりも、ご家族で楽しく歌を歌う方が良いかもしれませんね!
「音楽とともに在る」レッスンにご興味をお持ちの方は、ぜひ池上校スタジオへお越しください。(木村)
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