みなとシティバレエ団附属 池上バレエスクール
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作品紹介⑥つづき

7/10/2022

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こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

前回の投稿では「真夏の夜の夢」のあらすじの前半をお伝えしました。
いたずら好きの妖精・パックが、余った「惚れ薬の花」をどうするのか?惚れ薬をまぶたに塗られた妖精の女王・ティターニアがどうなるのか?そしてヘレナ、ハーミア、ライサンダー、ディミトリアスの恋の行方は?…と、続きが気になってしまいますね。
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森で落ち合うことになっていたハーミアとライサンダー、そしてそれを追いかけて来たディミトリアスとヘレナにも、パックはおもしろ半分で惚れ薬の汁をかけてしまいました。
この惚れ薬の効き目は「目覚めて最初に見た人を好きになってしまう」というもの。いったい誰から目を覚ますのでしょうか?

そして、もうそろそろティターニアも目を覚ます頃です。
その時、芝居の稽古のために森にやって来たボトムを見かけたパックは、このボトムに魔法をかけて、頭をロバに変えてティターニアの前に連れて来ました。
「あら!何てすてきな人なのかしら?」目を覚ましたティターニアにはロバ頭のボトムを見つけて、すっかり恋に落ちてしまいました!美しい妖精の女王に出会って、ボトムもすっかり舞い上がっています。それを見た妖精の王・オーベロンもパックも大笑いするのでした。

ハーミアたち4人の中で一番はじめに目を覚ましたのはヘレナです。「まぁ!みんな、どうしたの?起きてちょうだい!」と声をかけました。
そこで目を覚ましたのはハーミアと恋仲のライサンダー、そしてディミトリアスの2人。目の前のヘレナを見て、2人は恋に落ち「ヘレナは僕のものだ!」と大喧嘩を始めてしまいました。
後から目を覚ましたハーミアは、恋人のライサンダーまでもがヘレナを追いかけている様子に大混乱。

人間たちの大喧嘩と、ティターニアたちの様子を見て、だんだんかわいそうに思えてきたオーベロンは、魔法を使って惚れ薬の効果を消しました。
その途端、目の前にいるロバ頭のボトムの醜い様子にびっくりしてしまったティターニアは大騒ぎ!喧嘩をしていたはずのオーベロンのもとに駆け寄り、仲直りを申し出るのでした。(急に嫌われてしまったボトムは、わけが分からずおろおろするばかり…)

大騒ぎしていた人間4人はハーミアとライサンダーが元の鞘に収まり、ヘレナとディミトリアスも結ばれて、晴れてめでたしめでたしとなりました。
翌日にはアテネ公・シーシアスとアマゾンのヒポリテとの結婚式とともに、ハーミアとライサンダー、ヘレナとディミトリアスの結婚式も行われ、にぎやかなお祭りとなったのでした。

「真夏の夜の夢」はメンデルスゾーンの作曲で、歌が付いていたり、ナレーション付きの作品もあります。
シェイクスピアの出身地であるイギリスではもちろんのこと、世界各地のバレエ団でも上演されていますが、前回の記事で載せたフレデリック・アシュトンの振り付けが有名ですね。
木村もヘレナとして参加したことがありますが、バレエの振り付けだけでなく、シェイクスピアの独特文体に触れることでも、大変興味深い体験をすることが出来ました!
ぜひみなさんもシェイクスピアの作品を読んでみてくださいね。木村のおすすめは「十二夜」ですが、英語の原文で読むことでよりよくその魅力が分かると思いますよ。(木村)
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