みなとシティバレエ団附属 池上バレエスクール
  • Home
  • スクールについて
  • クラスについて
  • よくあるお問い合わせ
  • ブログ
  • バレエを踊ろう

ブログ

オノマトペの豊かさ

5/5/2022

0 コメント

 
こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

皆さんは「オノマトペ」という言葉をご存じですか?
たとえばこんな言葉たちです。

わんわん、にゃーにゃー、ちゅうちゅう、んもーう、ひひん
画像
ふらふら、じろじろじろ、どんどん

どでん!、つるつる、ぴゅうっ、じゃぶじゃぶ

この言葉たちは先の投稿でご紹介した絵本「はけたよ はけたよ」に出てきたものです。

オノマトペとは音や様子を表す言葉で、①人間や動物の声を表す「擬声語」②自然界の音や物音を表す「擬音語」、物事の動きや様子を表すもので③無生物の「擬態語」④生物の「擬容語」、⑤人の気持ちや痛みなどの感覚を表す「擬情語」の5つの種類に分けられます。(金田一による分類)

これだけ細やかな分類と、数えきれないほどの繊細な表現をもつ日本語とバレエは決して無関係ではなく、むしろその繊細な表現をバレエの動きやステップを通じて表現することが出来たなら…より深く観客の感性や心に届き、作品を通して素晴らしい時空間を共有することが出来るのではないでしょうか。

※英語でも動物の鳴き声を表す言葉もあります。それに加えbark、roar、croakなど、そもそもの「鳴く」という動詞で区別をつけることがあります。

ですが、人は自分自身が体験したことや、学んだこと、身につけたことしかアウトプットすることが出来ません。
「でも、宇宙人を見たことはなくても、宇宙人を想像出来ますよ」という方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、その宇宙人に目が2つあると思ったのはなぜでしょう?手や触手を使って物を掴むと思ったのはなぜでしょう?
画像
そう考えると、繊細で豊かな表現で観客の皆さまと素晴らしい時空間を共有するためには、まずはその表現を体験し、学び、身に付けることが大切になります。

レッスンでは子どもたちの成長や自立を促すために、過度な幼児ことばを使うことはしませんが、オノマトペをはじめとした「表現力」を育てるための声がけを丁寧に実施してまいります。
言葉としての知識や教養だけではなく、音や雰囲気で伝わるあたたかさや柔らかさなどで、子どもたちの心の成長も後押し出来ればと考えております。(木村)
0 コメント



返信を残す

    著者

    みなとシティバレエ団附属池上バレエスクール。

    アーカイブ

    7月 2022
    6月 2022
    5月 2022

    カテゴリ

    すべて

    RSSフィード

2022©️池上バレエスクール
  • Home
  • スクールについて
  • クラスについて
  • よくあるお問い合わせ
  • ブログ
  • バレエを踊ろう