みなとシティバレエ団附属 池上バレエスクール
  • Home
  • スクールについて
  • クラスについて
  • よくあるお問い合わせ
  • ブログ
  • バレエを踊ろう

ブログ

小道具を使うこと

6/14/2022

0 コメント

 
こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

先日の「白鳥の湖」からご紹介した「ナポリ」の踊りは、楽しんでいただけましたか?
実際に踊らなくとも、その音楽を聴いて「<白鳥の湖>も観てみたいな」と思っていただけたり、その他のチャイコフスキーの音楽(バレエの音楽以外にも素晴らしい曲をたくさん残しています)に興味をもっていただけたら嬉しいです。

さて、ナポリのお写真を見て「何を持っているんだろう?」と思った人もいたことでしょう。
あの踊りで使っていたのは「タンバリン」です。
「ナポリ」の踊りだけでなく、「タランテラ」(毒グモのお話を覚えていますか?)など、イタリアで踊られていた民族舞踊をもとにしたキャラクターダンスでは、タンバリンを使うことがあります。
あの明るい華やかなリズムは、その場を盛り上げ、楽しい気持ちにすることが出来そうですね!

今回はそこから踊りで使う「小道具」をご紹介していきます。

「白鳥の湖」でも「スペイン」の踊りがありますが、そこで使われるのが「扇子」です。
画像
バレエ以外でも、日本舞踊などでも使われますし、踊りをしていない人でも日常的に使っている人もいることでしょう。
日本舞踊では風の抵抗を利用してくるりと回すこともありますし、扇子の面に描かれた絵も大切な表現の一部なので、きちんと紙や布を貼ったものになっていますが、バレエだ使う扇子は踊りの邪魔にならず、また衣裳の一部として華やかさを加えるために出来るだけ軽く、そしてレースなどを貼って作られています。

例えば「ドン・キホーテ」では主役のキトリだけでなく、街の女性たちも扇子を持って舞台に登場しますが、この時「小道具として扇子を持っています」と見せてしまっては、お芝居が成立しませんね。
日常的に扇子を使っているように演じるためには、やはり日頃から扇子に慣れておかなければいけませんから、ダンサーたちは本番でお衣裳さんや小道具さんからいただく扇子の他に、リハーサル(振り付けの練習)で使う扇子を自分で用意しています。

1枚目の写真は木村のリハーサル用の扇子です。
骨がプラスチックで出来ているので、壊れやすいのが玉に瑕ですが、軽くて開閉もしやすいので、大切に使っています。

先の投稿でキャラクターダンスは民族舞踊を「もとにした」バレエの踊りであることをお伝えしましたが、「スペイン」の踊りでも、その要素を取り入れつつも「バレエ」であることを忘れてはいけません。
ですから、扇子を持った時には扇子の先端までが自分のアームスであるかのように動かす練習をします。

扇子を持ったままで、ポール・ド・ブラを練習している様子です。
画像
バレエ以外でも、日本舞踊などでも使われますし、踊りをしていない人でも日常的に使っている人もいることでしょう。
日本舞踊では風の抵抗を利用してくるりと回すこともありますし、扇子の面に描かれた絵も大切な表現の一部なので、きちんと紙や布を貼ったものになっていますが、バレエだ使う扇子は踊りの邪魔にならず、また衣裳の一部として華やかさを加えるために出来るだけ軽く、そしてレースなどを貼って作られています。

例えば「ドン・キホーテ」では主役のキトリだけでなく、街の女性たちも扇子を持って舞台に登場しますが、この時「小道具として扇子を持っています」と見せてしまっては、お芝居が成立しませんね。
日常的に扇子を使っているように演じるためには、やはり日頃から扇子に慣れておかなければいけませんから、ダンサーたちは本番でお衣裳さんや小道具さんからいただく扇子の他に、リハーサル(振り付けの練習)で使う扇子を自分で用意しています。

1枚目の写真は木村のリハーサル用の扇子です。
骨がプラスチックで出来ているので、壊れやすいのが玉に瑕ですが、軽くて開閉もしやすいので、大切に使っています。

先の投稿でキャラクターダンスは民族舞踊を「もとにした」バレエの踊りであることをお伝えしましたが、「スペイン」の踊りでも、その要素を取り入れつつも「バレエ」であることを忘れてはいけません。
ですから、扇子を持った時には扇子の先端までが自分のアームスであるかのように動かす練習をします。

扇子を持ったままで、ポール・ド・ブラを練習している様子です。
画像
画像
踊りの中で使う時は、日常生活でするようにパタパタとさせるのではなく、キャラクターダンスのアームスの基本(バレエでもそうですが)である「肘を無防備に落とさない」で「脇を立てて」、手首で8の字を描くようにあおぎます。
これははじめのうちはギクシャクするかもしれませんが、自転車と同じで、慣れていけば上手に出来るようになりますから、たくさん練習しましょう。
画像
またいつかスペイン舞踊で使うカスタネット「カスターニャ(栗の実の意味)」や、それを使いやすく改良した「ミハルス」(日本人が発明したそうです!)、ロシアの踊りで使うスカーフなどについてもお話出来たら…と思います。(木村)
0 コメント



返信を残す

    著者

    みなとシティバレエ団附属池上バレエスクール。

    アーカイブ

    7月 2022
    6月 2022
    5月 2022

    カテゴリ

    すべて

    RSSフィード

2022©️池上バレエスクール
  • Home
  • スクールについて
  • クラスについて
  • よくあるお問い合わせ
  • ブログ
  • バレエを踊ろう