みなとシティバレエ団附属 池上バレエスクール
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キャラクターダンスへの導き③

6/10/2022

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こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

先日の「トレパック」の踊りは楽しく踊れましたか?
一言でロシア、と言ってもその国土は広く、様々な文化、言語、そして踊りが伝わっています。

みなとシティバレエ団附属のスクールで学ぶ生徒の皆さんの中に、クラシックバレエだけでなく、そのようなキャラクターダンスや、宮廷舞踊をもとにしたヒストリカルダンスにも、興味や関心を持つ人が増えてくれたら嬉しく思います。

それは、踊りを通じて、お互いの文化の一端を体験することで、たとえ言葉は通じなくとも、お互いを受けいれて、認め合えるようになるのではないかという希望でもあります。

そして自身が文化理解について努力するとともに、そこで得たものを土台にして、また他の人が芸術をはじめとした文化に触れる機会を提供するというお役目を果たせる人になっていけば、少しずつかもしれませんが「それぞれが<より良く在る>ために努力する」という「多様性」の実現にもつながるのではないでしょうか。

さて今回は「白鳥の湖」の作品紹介でもお伝えした「ナポリ」の踊りから、簡単なステップを3つ覚えて踊ってみましょう!
もしお家に「白鳥の湖」の「ナポリ」の音楽があるようでしたら、後半のアップテンポになる部分からが踊りやすいかと思います。

まずひとつ目は「パー、ケン、パー、ケン」です。
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バレエのポジションを知っている人は「跳んで2番、跳んでクペ、跳んで2番、跳んでクペ」を繰り返しましょう。
慣れてきたらクペの軸足側に軽く頭を倒してみたり、軸足側で手拍子をすると、よりリズム感が加わり見ている人にも楽しさが伝わります。

ふたつ目は「ジュテ・ソテ」です。
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「ジュテ(jetes)」は「投げる、放る」の意味で、足を横(または前や後ろ)に出してから、もう片方の足で踏みきって跳び上がり、放った方の足で着地します。
クラシックではきちんと身体のセンターに着地する足が来ることが大切ですが、ここでは少し放る足に注目してもらうように、軽やかに跳びましょう。

そして最後は回転です。
とは言っても、片足でトントントンとリズムを踏みながら、軽く跳ねるようにして、少しずつ方向を変えていく(一般的には90°ずつ)感じなので、ピルエットのようにくるくると回転するものとは少し違いますね。
出来る人はアティテュードで回転してみましょう。遠心力がかかるので、お尻が出ないように注意です!
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これを組み合せてみると…
「2番、クペ、2番、クペ、2番、クペ、2番、クペ」
「トントントントン(1回で90°方向チェンジ)」
「ジュテ・ジュテ・ジュテ・ジュテ」
これで8カウント2回分の音楽の振り付けが出来ました!
(カウントについては、また別の記事でお伝えしますね。)

どうぞ楽しんで踊ってみてくださいね!
おまけ:昔のイタリアでは「毒グモに噛まれたら、解毒するために踊る」という不思議な治療法があったとか…今でもその踊りは「タランテラ」として残っています。(木村)
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