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作品紹介② 白鳥の湖

5/4/2022

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こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

前回は「くるみ割り人形」の中からお菓子の国の踊りをご紹介しました。
そしてそれらが「ディベルティスマン」であること、また「ディベルティスマン」がバレエ誕生のおおもとであることもお話しました。

「ディベルティスマン」とはフランス語で「余興」を意味し、バレエ作品においては「実際のストーリーとは関係ないけれど、作品を華やかにするための大切な踊り」のことを指します。

今回はストーリーと「関係なくはない」けれど、その華やかさや重厚感、豪華さで、観客の心を惹きつける第3幕のディベルティスマンをご紹介します。

「バレエと言えばこれ!」と誰もが思い浮かべる「白鳥の湖」は、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの有名な音楽で1877年に初演され、再振り付けをマリウス・プティパとレフ・イワノフが行ったものをベースに、120年以上も愛され続けています。
画像
王位を継ぐべく、結婚が期待されている王子・ジークフリートは、狩りのために訪れた湖のほとりで、美しいオデット姫に出会います。
オデット姫は悪魔・ロットバルトの魔力で、昼間は白鳥の姿に変えられてしまい、夜の間だけ人間の姿に戻れることを王子に話します。
「この呪いを解くには、まだ誰にも愛を誓ったことのない人間の誓いの言葉が必要なのです」というオデット姫の言葉に、ジークフリートは「自分の結婚相手を決めるためのお城の舞踏会で、あなたに愛を誓います」と約束するのでした。

その舞踏会で踊られるディベルティスマンは、お城に招待された各国の人々によって、それぞれの地域の特性を盛り込んだものとなっています。

・スパニッシュ(スペイン)
・マズルカ(ポーランド)
・チャルダッシュ(ハンガリー)
・ナポリ(イタリア)
※ナポリと言えばタランテラなのですが、この踊りで使われているのは4分の2拍子なので、タランテラと呼ばずにナポリと言われることが多いです。
・ルスカヤ(ロシア)

これらの踊りには、それぞれの地域の民族舞踊の要素が含まれていて、踊り手にはクラシックの技法だけではなく、キャラクターダンスの技法も必要となります。
慣れない動きや衣裳に戸惑うこともありますが、その分の特別感や高揚感を味わうことも出来ますし、発表会などで振り付けをする場合などは、生徒さんの新たな一面を発見出来る機会でもあるので、ぜひ皆さまにも注目していただければと思います。(木村)
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