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太陽と仲良く②

5/7/2022

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こんにちは、池上校講師の木村美那子です。


ゴールデンウィークの後半もお天気に恵まれそうですね。
ニュースを見る限り、気がゆるみすぎてしまうとあっという間に逆戻りしてしまいそうな雰囲気ですから、感染症対策をしっかりとして心身の健康に良いお休みを過ごしていただければと思います。


さて、今回は途中になってしまった「太陽と仲良く」の続きです。
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まずは太陽の良い効果についてお話しましょう。
皆さんは朝起きてカーテンを開けた時、太陽の光がさんさんとさしこんでくる朝と、少しお天気が良くなくてどんよりしている朝と、どちらがすっきり目覚められるでしょうか?


太陽の光には、まず単純に光として目に感じられる刺激があり、その刺激の強さによって身体が「活動する時間だな!」と自覚するはたらきがあります。
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また太陽の光を浴びることで「幸せホルモン」としても話題の「セトロニン」が生成され、血流を整え、体内時計の微調整をしてくれます。
このセトロニンは太陽の光浴びるだけでなく、歩いたり走ったり、という単純で規則的な運動をすることによっても生成されます。
そしてセトロニンには気分を上げるだけでなく、勉強や運動への集中力アップにも効果を及ぼしますから、集中力が切れてきたなあ、と思ったら、少し日の当たるところで身体を動かしてみるのも良いかもしれません。
逆に言うと、ここまでを見るだけでも、夜遅くにスマートフォンなどの光を浴び続けていると、身体とそのシステムに支障を来すことが分かりますね。


また太陽の光の中にある「紫外線」が皮膚に当たることで、免疫に関わるビタミンDを生成することが出来ます。
昔、結核が「不治の病」と言われていた頃も、治療施設であるサナトリウムでは、プログラムの一環として日光浴を取り入れていました。
当時、その理由についての言及や、効果の証明についてははっきりしませんでしたが、近年の研究では、太陽の光を浴びたり、ビタミンDを摂取したりすると、ウイルスなどを食べてくれるマクロファージの中に抗菌ペプチドである「カテリジン」が作られて、結核菌の増殖をおさえる役割があったのではないか…と言われています。
ちなみに体内時計の調整にも、ビタミンDは必要とされていますから、上手に太陽の力を借りて、健康的な毎日を送りましょう。
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とはいえ、先の投稿で図解したように、地球の生物に「ちょうど良い」強さに紫外線を調整してくれていたオゾン層が薄くなったり、穴が空いてしまっていますから、それらを修復するという課題の他に、その穴からさしこんでくる強力の紫外線から身体を守る必要も出てきます。(そのため足りない場合や、皮膚が炎症を起こしやすい人は、食べ物からビタミンDをとっても良いですね!集中力アップのビタミンDレシピは、また別の記事でご紹介しますので、お楽しみに!)


日光浴というと長時間、太陽の光もとで横になってじっとしているイメージですが、半袖なら7分程度、長袖でも10~15分程度の時間だけ太陽の光を浴びれば、その40分後くらいからセトロニンが生成され始めることが分かっていますし、メラニンの色素が少ない手のひらを日光浴させてあげれば、実際的な日焼けをおさえつつ、ビタミンDを生成することが出来るのではないでしょうか?


そして、この「日焼け」については、バレエの成立してきた文化の様子に関わって来ますし、またそこから「肌の色」などについてもバレエの世界でも取り上げられるようになって来たので、また改めて別の記事でお話出来たらと思います。


健康や体調については、すぐにその場で、目に見える反応を示すものもあれば、長い長い時間をかけて、しかも目に見えないところでじわりじわりと変化が起こるものもありますから、長所と短所についてしっかりと学び、レッスンを頑張れる身体作り、元気に人生を歩んでいける身体作りを心がけましょう。(木村)
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