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ポジションはムーヴメント(番外編①)

5/5/2022

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こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

「ポジションはムーヴメント」の3つの記事では、アームスのポジション、足(脚)のポジション、身体の方向についてお話しました。
それらを組み合わせると、一体何通りのポジションが出来上がるのかバレエを指導する講師ですら、正確な数は分からないのではないでしょうか?

そして、そのポジションとポジションをつなぐ軌道、音楽、目線…などと言った様々を組み合せることで、バレエの踊りが出来上がっていることがお分かりいただけたと思います。

逆を言えば「なんて難しいのだろう!!」と思う振り付けや、ステップ、テクニックも、細かく分けてみれば、基本的な技術の組み合わせで出来ているので、日々の基礎訓練を積み重ねていくことが、ゆくゆくはテクニックの習得や、技術の向上につながります。

さて今回の「ポジションはムーヴメント」の番外編では、足(脚)のポジションで学んだ3番(3rd)と5番(5th)についてお話いたします。

3番と5番は、足の重なっている度合いが違うだけで、その形はとても似ていますね。
ですが、小さいクラスでは5番でレッスンを行うことは少なく、基本的に3番でレッスンを行っています。
それは一体なぜでしょうか?
画像
これは1番(左)と5番(右)の脚を簡単に示したものです。
上底から下底までの「高さ(ここでは15cm)」と、線の書き始めと書き終わりの「幅(ここでは5cm)」が同じ場合、1番の脚の長さは「高さ」と同じ15cmですが、5番の時は16cmになります。

ということは、足(脚)を5番にすることは、もとの脚の長さより長くならないと出来ない、ということになります。
ですが、皆さんの脚は一瞬で何cmも伸びたりしませんね?
では、どのようにして5番に出来るような状態を作っているのでしょう?

先の記事で股関節の仕組みにふれましたが、骨盤にはソケットととも呼ばれる寛骨臼(くぼみ)があり、そこに大腿骨の骨頭がはまっています。
そしてその大腿骨が抜けてしまうことのないように、寛骨臼唇という吸盤のようなものが入っています。
画像
いつもはイラストのような状態の大腿骨ですが、アン・デオールをすることで大腿骨同士の距離が近くなり、15cmが16cmにまで伸びなくても、5番になれるような状態になってきます。

さて、今回はここまで!
次回の記事では、少し寄り道をしてから、「小さいクラスでは5番ではなく、3番でのレッスンを行う理由」をお話いたしますね。(木村)
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