みなとシティバレエ団附属 池上バレエスクール
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環境を整える

6/21/2022

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こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

6月11日(土)に開催されるイベント付きレッスン体験会を前に、通常レッスンの体験にもお申し込みをいただいております。「百聞は一見に如かず」と昔のことわざにありますが、「百見は一体験に如かず」でもありますから、ご興味をおもちの皆さまは、ぜひ一度、池上校スタジオまで足をお運びくださいませ。

今回の記事では、そのレッスンを行う「場」についてお話いたします。
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稽古場(スタジオ)は、生徒の皆さんがけがをせず、楽しく、のびのびとレッスンに励めるように、十分なスペースを確保していますが、広々としたスタジオが理想的であることには、2つの理由があります。

ひとつめは、「身体の可動範囲の向上」です。
例えば皆さんが小さなスペースの真ん中に居るとしましょう。
戸棚にも、コンロにも、冷蔵庫にもすぐ手が届き、テレビやエアコンはリモコンを使えばスイッチを入れられる…という状態では、移動しなくても、手を伸ばさなくても、背伸びをしなくても、すべての用事は済んでしまいますね。
そうすると、皆さんの身体はだんだんと「動かなくてもいいんだ」と怠けてゆき、もしかしたら、本当に動きたい時に動けないことになってしまうかもしれません。
広い稽古場では、レッスンでの動きはもちろんのこと、ワークとワークの間の移動なども、しっかり動く必要がありますから、自然と体力や筋力が向上していきます。(もちろんダラダラと動いていては、その効果も半減しますから、てきぱきとしましょうね。)

ふたつめは、「気持ちの設定」です。
もともとバレエが王侯貴族の余興として、宮殿の中で行われてきたお話をしてきましたが、バレエが行われる「場」だけが広い訳ではなく、その王様たちが日々の生活を送るお部屋も、とてもとても広いのです。
例えば王様たちが実際に用事をこなさなくとも、それをサポートする侍女たちは広いお部屋のあちらこちらを移動しなければなりません。
ということは、お仕事が完了するまでにある程度の「時間」が必要になる、ということを王様たちは理解しているのです。(もしいじわるなお姫さまなら「早くしなさい!」と無理を言うかもしれませんが、たいていそのようなお姫さまは、魔法使いや妖精に「へんてこりん」な生き物に変えられてしまいますね!)
広い空間でレッスンをするということは、何でもかんでも「スピード」重視な21世紀において、バレエが生まれた頃の王侯貴族たちの体感していたであろう「時間」を表現することにもつながるのです。
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ただ、小さいお子さまの場合は広すぎる空間に「集中力」が分散してしまうこともあるので、そのような場合はイスやパーティションを置いて、あえて空間を小さくしてレッスンすることもあります。
その空間と気持ちのバランスを整えるのは、大人の役目ですから、レッスンだけでなく、ご自宅や幼稚園、小学校でも色々と工夫が出来そうですね!

特に池上校スタジオでは、お子さまが集中力して、なおかつのびのびとレッスンするのに程よいスペースのスタジオとなっています。
また壁一面が窓になっているので、お天気の日には明るい日差しに気持ちも自然と楽しくなりそうです。
ぜひ一度、池上校スタジオを覗いてみてくださいね!(木村)
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