みなとシティバレエ団附属 池上バレエスクール
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はじめの一歩を共に

6/21/2022

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こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

毎年新学期になると、私たち講師は、新入生の皆さんと「はじめまして」のご挨拶をしますが、担任制をとっているみなとシティバレエ団附属スクールでは、「はじめまして」は生徒さんにとってそれほど頻繁にあることではありません。
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だからこそ私たち講師は、子どもたちの体験する「はじめまして」を大切にしています。

それはもちろんバレエとの出会いでもありますが、それだけではなく、先生との出会いや、お友だちとの出会い、新しい課題との出会いや、作品、振り付け等々、様々な「はじめまして」がより良いものであるように、またより良いものに出来るように、それぞれのクラスで工夫を凝らしています。

現実的なお話をすると、バレエは稽古を積めば積むほど、楽しいだけのものではなくなってきます。

自分の課題と向き合い、振り付けと向き合い、時には自分自身の心身にも正面から向き合わなくてはなりません。
それは時に(バレエへの憧れや、理想があればあるほど)本人の心に負担になったり、傷つけたりすることもあります。

ですが、その向こう側には、課題を乗り越える達成感や、作品を客席のお客さまと共有する喜びや、仲間同士の連帯感など、たくさんのきらきらした体験が待っています。
そして、そのような体験を通じて、本当の意味での自己肯定感を高めることが出来、バレエ以外でもしなやかに強い人間に成長していくことが出来るのではないでしょうか。

そこに至るまでの道のりを歩き続けるためのエネルギーは、すべて「はじめまして」の瞬間から子どもたちの中に生まれていますから、その「はじめまして」がより良いものであるようにセッティングすべく、私たち講師はひとりひとりに合った「はじめまして」を用意したいと考えています。

大人はどうしても「大人の目線」で物事を見たり、「大人の視点」で物事を判断したり、「大人の立場」で物事を考えたりしがちです。

例えば「バレエの先生」は「バレエが上手になってからの自分」が、物事を判断したり考えたりする土台となってしまいがちで、「バレエが上手になる前の自分」がどのようなことを考えていたか、どうやって自身を向上させるに至ったか、子どもの頃の「いま、ここ」で感じていたはずのことを忘れてしまっているように思います。

もちろん「先生」として、生徒の皆さんを導き、支え、手助けするためには、「先生」として見て、聞いて、考えて、行動することも大切ですが、やはり子どもたちの「いま、ここ」で起きていることを、「大人」とか「先生」という色眼鏡をかけて見るようなことが無いように気を付けたいものです。

これからもたくさんの子どもたちと、より良い「はじめまして」を体験していけるように、クラスをお届けしてまいります。(木村)
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